【全日本2歳優駿 2024 予想展望】カトレアSに勝ったナチュラルライズが主役か

12月11日、川崎競馬場で重賞・全日本2歳優駿(JpnI、ダ1600m)が開催される。斤量は定量で、1着賞金は4200万円。枠順は以下のとおり。

グランジョルノ(牡2/美浦・高柳瑞厩舎)は、3角から4角にかけて出入りが激しくなったJBC2歳優駿で展開に乗じて差し込み2着。勝ったソルジャーフィルドには水を開けられてしまったが、発馬を改善できていて収穫ありのレースだった。マイルは少し短そうだが、名手R.ムーア騎手が前回のようなマクリの形に持ち込めればチャンスあり。

ソルジャーフィルド(牡2/北海道・川島洋厩舎)は、ブリーダーズゴールドジュニアC、サンライズCとホッカイドウ競馬の2歳重賞では2戦連続でリコースパローに後塵を拝したものの、JBC2歳優駿ではそのリコースパローが崩れ、マクリもはまったことで3馬身差の圧勝を収めた。展開が向いたことは間違いないが、1800m戦の時計を2秒近く詰めていて1戦ごとの成長が大。豊富な経験も武器にJRA勢を連続撃破となるか注目だ。

ナチュラルライズ(牡2/美浦・伊藤圭厩舎)は、7月の札幌新馬戦を好時計で勝つと、続くカトレアSはメンバー中上がり最速タイとなる末脚を披露しデビュー2連勝。カトレアSの勝ち時計1分36秒4は、速い時計が出る馬場コンディションでマークされたため鵜呑みにはできないが、古馬1勝クラスから2勝クラスの間くらいの時計的な価値がある。左回りで右にモタれる癖は気になるものの、今回はチークで対策予定。左回り2度目でモタれ癖が改善されるようなら圧勝まであるかもしれない。

ハッピーマン(牡2/栗東・寺島厩舎)は、内々に拘ったロスの少ない完璧な競馬で兵庫ジュニアグランプリを制覇。460キロと牡馬としては大型馬ではないが、いいパワーがある。ただし、今年の兵庫ジュニアグランプリは出走馬のレベルに疑問符がつき、同馬もヤマボウシ賞4着からの参戦だった。そのヤマボウシで3着のクレーキングをモノサシにするとナチュラルライズには及ばないかもしれないが、立ち回りの上手さを武器に重賞連続好走を狙う。

コパノヴィンセント(牡2/美浦・上原博厩舎)は、テンの速さと機動力を活かして兵庫ジュニアグランプリで2着に好走。JRA勢にマクリのタイプが多く4角の位置取りが鍵となりそうだが、逃げる南関東のホーリーグレイルを早めに捕まえて単独先頭の形に持ち込めればいい粘りを見せそう。

ミリアッドラヴ(牝2/栗東・新谷厩舎)は、新馬戦で古馬1勝クラス相当となる優秀な時計をマーク。続くエーデルワイス賞では少なからず相手に恵まれたが、好位から抜け出すと後続に2馬身半差をつける圧勝を収めた。「マイルも保つ可能性がある」「今回はチャレンジ」と陣営は慎重な姿勢だが、走りや体型からマイルは何とかなりそう。今回のメンバーならナチュラルライズは別として牡馬が相手でも互角以上に争えるはずだ。

ホーリーグレイル(牝2/川崎・内田勝厩舎)は、南関東後に2連勝。転入初戦が2着に3秒1差、2戦目が2着に2秒1もの差をつけて勝利。日ごとに馬場差があるため単純な比較はできないが、同じ開催週のB3級からC1級の時計でかなり優秀。4角単騎先頭が叶えば一発がありそう。